サンフレッチェ広島MF森島司【写真:Getty Images】
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日本サッカー協会(JFA)は4日、EAFF E-1サッカー選手権の日本代表メンバーを発表した。
海外組を招集することが出来ないため国内組のみの編成となった。その中には初招集となった選手も多く、サンフレッチェ広島に所属する森島司もその中の一人として選出された。
2017年のリーグ開幕戦、清水エスパルスとの一戦でスタメンデビューを果たす。当初は右サイドで出場をする機会が多かったが、本人はトップ下でプレーをしたい願望が強かった。そのため右サイドでは本来の力を発揮することが出来ず、怪我にも苦しんでしまう。しかし主戦場をトップ下に変えて以降、森島の能力が開花することになる。
森島は司令塔タイプの選手でパスセンスに優れ、長短織り交ぜた決定的となるパスを供給することが出来る。今季は現在、アシスト数「7」でリーグ5位の成績を残している。フリーキック精度も非常に高く直接ゴールネットを揺らすことが出来るのも武器の一つだ。キック精度の高さはこの代表戦でも武器になる。またドリブルも得意としており、果敢に仕掛けるプレーも見せてくれる。守備への貢献も低くはない。しかしまだプレーには若さが見られ、玉離れの悪さや判断の遅さを感じてしまうシーンも多い。
デビュー後は怪我に苦しみ、思うように活躍をすることが出来なかった。その悔しさをバネに今季は獅子奮迅の活躍を見せた。東京五輪世代でもある森島がこの大会でどのようなプレーを見せてくれるだろうか。
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