ディディエ・ドログバ氏とキリアン・ムバッペ【写真:Getty Images】
チェルシーなどで活躍した元コートジボワール代表FWのディディエ・ドログバ氏は、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペの“10年越し”の思いを叶えた。英紙『ミラー』など各国メディアが伝えている。
ドログバ氏は現地時間2日に行われたバロンドール授賞式にプレゼンターとして出席。投票で6位にランクインしたムバッペにもトロフィーを授与した。
その壇上でドログバ氏は、スマートフォンを用いてムバッペとともに“自撮り”写真を撮影。その行動は、10年前にムバッペに対して味わわせた落胆の埋め合わせをするものであることを明らかにした。
「10年前のチェルシー対バルセロナ戦で、一人の子供が私のところに来て写真を頼んできた。審判のひどい判定のせいで(怒っていたので)その時は断ったが、その子供はキリアン・ムバッペだったということが分かった。今こそ借りを返したい」
2009年当時ドログバ氏が所属していたチェルシーは、チャンピオンズリーグ準決勝でバルセロナと対戦。2ndレグの後半アディショナルタイムにアンドレス・イニエスタにゴールを決められて敗退に終わり、ドログバ氏らは試合後に判定に対して激しく抗議していた。当時10歳だった少年ムバッペはロンドンで行われたその試合を観戦に訪れていたようだ。
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