ユベントスのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
サッカー界の年間最優秀選手に贈られるバロンドールの2019年授賞式が現地時間2日に行われ、バルセロナのFWリオネル・メッシが史上最多となる6回目の受賞を成し遂げた。この授賞式をユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウドが欠席したことが話題となっている。
C・ロナウドはバロンドールの候補にノミネートされており、最終投票ではメッシとリバプールのDFフィルジル・ファン・ダイクに次ぐ3位。授賞式の主役となるべき存在の一人ではあったが、会場に姿を見せることはなかった。
C・ロナウドの式典欠席はここのところ“恒例行事”となっている。昨年のバロンドール授賞式や、昨年と今年のFIFA(国際サッカー連盟)ザ・ベスト賞授賞式も、候補にノミネートされながらも欠席していた。いずれもC・ロナウドは受賞を逃しており、選出されないことを知った上で欠席したものとみられる。
2日の授賞式では昨年の受賞者であるレアル・マドリーのMFルカ・モドリッチがメッシにトロフィーを手渡した。モドリッチはC・ロナウドの不在について、「勝てなかった時にもリスペクトを示すべきだ」と批判的にコメントしている。
だが少なくとも今回に関しては、C・ロナウドには欠席についての「言い訳」もあったと伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は伝えている。C・ロナウドは同日に開催されたイタリアサッカー選手協会(AIC)の表彰式に出席し、昨季のセリエA最優秀選手賞を受賞。バロンドール授賞式と同日に開催されたこと自体に疑問はあるとしても、「欠席は正当化された」と伊紙は述べている。
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