トッテナムのソン・フンミン【写真:Getty Images】
『フランス・フットボール』誌の主催するバロンドールの2019年受賞者および投票結果が2日に発表された。トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンは、アジア国籍選手では史上最高の「22位」にランクインしている。
サッカー界の年間最優秀選手に贈られるバロンドールを受賞したのはバルセロナのFWリオネル・メッシ。投票で686ポイントを獲得したメッシは、リバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクをわずか7ポイントの僅差で抑え、史上最多となる6回目の受賞を成し遂げた。
30人の候補に名を連ねていたソン・フンミンは投票で4ポイントを獲得。トッテナムの同僚GKウーゴ・ロリス(3ポイント)やナポリのDFカリドゥ・クリバリ、バルセロナのGKマーク=アンドレ・テア・シュテーゲン(ともに2ポイント)らを上回った。
バロンドール投票で4ポイントおよび22位という結果は、アジアの選手としては史上最高。過去には2007年にイラク代表FWのユニス・マフムード氏が2ポイントを獲得して29位にランクインしたのが最高だった。
バロンドールは1995年から欧州国籍以外の選手にも選出対象が拡大されたが、アジアの選手は候補にノミネートされた例も多くはない。1998年、1999年、2001年に日本の中田英寿氏、2002年に日本の稲本潤一と韓国のソル・ギヒョン氏、2005年に韓国のパク・チソン氏、2007年に日本の中村俊輔が候補入りを果たしたが、いずれも投票では0ポイントに終わっていた。
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