広州恒大【写真:Getty Images】
中国スーパーリーグ(CSL)の最終節となる第30節の試合が1日に行われ、広州恒大が2年ぶり8回目となる優勝を決めた。
2011年に初優勝を飾って以来、国内で圧倒的な力を発揮してリーグ7連覇を飾り、2013年と2015年にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制してアジアの頂点にも登り詰めた広州恒大。だが昨季は上海上港に初優勝を許し、連覇記録は途絶えることになった。
王座奪回を目指して臨んだ今季は、ファビオ・カンナバーロ監督が兼任の形で中国代表監督に就任したあとすぐに辞任してクラブに専念するという混乱もありつつ、シーズン前半に首位を走っていた北京国安を抜き去って首位に浮上。2位の北京国安と2ポイント差で最終節を迎えていた。
最終節の試合では、北京国安が山東魯能に2点ビハインドから3-2での劇的逆転勝利を収めたが、広州恒大も上海申花に3-0で勝利。2ポイント差を守った広州恒大の優勝が決定した。
優勝した広州恒大と2位の北京国安は来季ACLにグループステージから出場。3位で終えた上海上港は予選プレーオフから出場する。もうひとつのACLグループステージ出場権が争われるカップ戦決勝には山東魯能と上海申花が進出し、山東が1stレグにホームで1-0の勝利を収めている。
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