田中マルクス闘莉王【写真:Getty Images】
J2の京都サンガF.C.は1日、同クラブに所属していた元日本代表DF田中マルクス闘莉王が2019シーズン限りで現役を引退することを発表した。
闘莉王は1981年生まれの38歳。ブラジル出身だが父親は日系人であり、高校時代の日本留学からその後のサッカーキャリアの全てを日本で過ごすことになった。
2001年にサンフレッチェ広島でJリーグにデビューし、水戸ホーリーホックへの期限付き移籍を経て2004年には浦和レッズに移籍。6年間在籍した浦和では2006年のJ1優勝や翌年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝などに貢献した。
2010年に移籍した名古屋グランパスでも1年目にJ1優勝。CBだけでなくFWとしてもプレーし、2017年に加入した京都ではJ2最年長でのハットトリックやキャリアハイの年間15得点を挙げるなどの活躍もみせた。今季はJ2で30試合に出場していた。
2003年には日本に帰化し、2006年に日本代表デビュー。2010年ワールドカップで中澤佑二氏とセンターバックコンビを組んで決勝トーナメント進出に貢献するなど、通算43試合に出場して8得点を記録した。
「京都サンガサポーターの皆さん、3年間、熱い応援ありがとうございました。来年から亀岡の新スタジアムがホームになる京都サンガの新たな舞台での活躍を心から楽しみにしています」と闘莉王はクラブ公式サイトを通してコメントしている。
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