徳島ヴォルティス対ヴァンフォーレ甲府
12月1日、J1参入プレーオフ1回戦で徳島ヴォルティスとヴァンフォーレ甲府が対戦する【写真:Getty Images】
注目カード(J1参入プレーオフ1回戦)
徳島ヴォルティス対ヴァンフォーレ甲府 12月1日 13:05
注目選手
DF:ヨルディ・バイス(徳島)
FW:ピーター・ウタカ(甲府)
J1参入プレーオフ1回戦のもう一つのカードが徳島ヴォルティス対ヴァンフォーレ甲府。今季のリーグ戦における両者の対戦成績は1勝1敗と互角で、このゲームも激しい展開になることが予想される。
今季のリーグ序盤戦では16位に沈むなど苦戦を強いられていた徳島であったが、夏場以降調子を取り戻すと順調に順位を上げていき、第38節の水戸ホーリーホック戦で勝利したことでプレーオフ出場圏の5位に浮上。第40節の横浜FC戦では0-1で敗れたが、最後は2連勝で今季のリーグ戦を終えることになった。
最終節でモンテディオ山形がFC町田ゼルビアに敗れたことで、徳島は最終的に4位でリーグ戦をフィニッシュ。プレーオフ1回戦をホームで戦うことができる権利を得た。徳島の特徴はリーグ戦で3番目に多い67得点を叩き出した攻撃陣。J1昇格へ向け重要となる甲府戦でもそうした強みを生かしていきたい。
一方の甲府は第38節の鹿児島ユナイテッドFC戦を終えた時点でプレーオフ出場圏外となる9位につけていたが、そこから怒涛の追い上げを見せた。第39節の京都サンガF.C.戦から最終節のFC琉球戦までで4連勝を果たし、山形を抜いて5位で今季のリーグ戦を終えることになった。
今季の甲府はリーグ戦のアウェイゲームにおいてわずか5回しか負けていない。第27節では、今回対戦する徳島にも敵地で2-0の完勝を収めている。このあたりは甲府が持つ一つの強みと言ってもいいだろう。徳島から敵地で連勝を奪うことができるか。
徳島の注目選手はDFヨルディ・バイス。今季にV・ファーレン長崎から加入したセンターバックは、DFながらチームで2位タイの7得点をマークするなど攻守両面でその存在感を放つことができる。オランダ人CBの活躍はプレーオフ2回戦進出を狙う徳島には欠かせないものとなるだろう。
対する甲府の注目選手はFWピーター・ウタカ。今季に同クラブへ加入した同選手は、新天地でリーグ戦20得点を叩き出すなど大暴れし、チームをエースとして牽引した。ダイナミックな動きと抜群の決定力はやはり別格。徳島戦での勝利が昇格へ向けて絶対条件となる甲府において、この男に懸かる期待は大きい。古巣相手にゴールを挙げることができるか。