フランクフルトの鎌田大地【写真:Getty Images】
ヨーロッパリーグ(EL)グループリーグF組第5節のアーセナル対フランクフルト戦が現地時間28日に行われ、アウェイのフランクフルトが2-1の勝利を収めた。2得点を挙げたフランクフルトのFW鎌田大地に対してドイツなどのメディアが高い評価を与えている。
フランクフルトは前半を1点ビハインドで折り返したが、55分と64分に鎌田が2本のミドルシュートを決めて逆転。グループ2位に浮上して決勝トーナメント進出に前進した。長谷部誠も鎌田とともに先発でフル出場して勝利に貢献している。
ドイツ『シュポルト』ではこの試合の鎌田のパフォーマンスに「1.5」と高い採点をつけた(ドイツでは数字が低い方が高評価)。GKフレデリク・レノウと並ぶチーム最高タイの評価とし、「前半は目立たなかったが(後半に)試合を変えた。1点目も2点目も思い切りよくシュートを撃ち、高いシュート技術でフランクフルトを成功に導いた」と評している。
『シュポックス』でもGKレノウとともに「2」の最高タイ評価。「後半開始直後に自陣ゴールライン際で(グラニト・)ジャカに抜き去られたが、それで目が覚めたようだ。スイッチを入れた鎌田は2ゴールで勝利の立役者になった」と寸評を記している。
一方、長谷部に対しては『シュポルト』が「3.5」、『シュポックス』が「3」と平均的な採点。1対1に強さを見せたと評価される一方で、守備陣の他の選手たちと同様に不安定な部分もあったとされている。
対戦相手の英国メディアでも鎌田は高評価を受けた。『スカイ・スポーツ』ではDFマルティン・ヒンターエッガーと並ぶ最高タイの採点「8」をつけ、鎌田をマン・オブ・ザ・マッチに選出。長谷部にも「7」がつけられている。
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