ユルゲン・クリンスマン氏【写真:Getty Images】
ドイツ1部のヘルタ・ベルリンは27日、トップチームを率いていたアンテ・チョビッチ監督との契約を解除し、今季末までの新監督にユルゲン・クリンスマン氏が就任することを発表した。
ヘルタのBチームで6年間監督を務めていたチョビッチ氏は今季からトップチーム監督に就任。だがチームはブンデスリーガで12試合を終えて3勝にとどまり、降格圏間際の15位に低迷している。
先週末の24日に行われたアウクスブルク戦に0-4で大敗し、リーグ戦4連敗となったことが解任の引き金となった。「アンテは(現役時代を含めて)20年以上ヘルタの一部であったため、非常に難しい決断だった。彼とは今後また別の形でのクラブとの関わり方を話し合いたい」とミヒャエル・プレーツMD(マネジングディレクター)はコメントしている。
後任を務めるクリンスマン氏は過去にドイツ代表、バイエルン・ミュンヘン、アメリカ代表の監督を務めた。2016年11月にアメリカ代表監督を解任されて以来の現場復帰であり、ブンデスリーガのクラブで指揮を執るのはバイエルン以来10年ぶりとなる。
昨年夏のロシアワールドカップ後には日本代表の新監督候補であるとの噂も浮上していたクリンスマン氏。今月9日にはヘルタのスーパーバイザーに就任することが発表されていたが、それから3週間でチームの指揮を引き継ぐことになった。今週末の30日にホームで行われるボルシア・ドルトムント戦が初陣となる。
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