マジョルカの久保建英【写真:Getty Images】
スペイン1部のマジョルカに所属する日本代表MF久保建英は、出場時間が決して長くはない中でもチーム最多のチャンスを生み出しているとして評価されている。スペイン紙『エル・ムンド』が24日付で伝えた。
レアル・マドリーからのレンタルでマジョルカに加入した久保はここまでリーガエスパニョーラで11試合に出場しているが、先発は5試合のみ。現時点での合計出場時間は600分あまりであり、チーム内では12番目のプレー時間となっている。
約600分間の出場で久保は1得点1アシストを記録したほか、2本のPKを獲得。その数字自体は「それほど際立ったものではない」としながらも、チャンスメークの数ではチーム最多だとスペイン紙は伝えている。
22日に行われたレバンテ戦でのプレーについても「ゴールチャンスを生み出す能力でチームにとって欠かせない存在であることを改めて示した」と評価。マジョルカの得点の起点となるパスや、エリア内でレバンテDFの腕に当たったようにも見えたシュートなどで得点機に絡んだことを振り返った。
だが久保は「チームの攻撃の柱」「メンバー内で最も輝かしい選手」と評されながらも、消えている時間も長いとして「最も安定感を欠く選手の一人」でもあるとされている。離脱していた選手の復帰や、守備面を安定させたいチーム事情などから、次節のベティス戦でも先発に起用されるかどうかは必ずしも分からないと『エル・ムンド』は述べている。
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