リバプールのモハメド・サラー【写真:Getty Images】
リバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーは、同国U-23代表のオーバーエイジ(OA)枠で来夏の東京五輪に出場する可能性があるとみられている。英紙『デイリー・メール』が伝えた。
東京五輪のアフリカ予選を兼ねたU-23アフリカ・ネーションズカップは今月エジプトで開催。優勝を飾ったエジプトと準優勝のコートジボワール、3位の南アフリカが五輪出場権を獲得した。
ロンドン五輪以来2大会ぶり12回目の五輪出場となるエジプトは、OA枠の一人としてA代表のエースでもある27歳のサラーの招集を考えているとみられている。だがリバプールのユルゲン・クロップ監督としてはコンディションへの影響を懸念する面もあるようだ。
昨年夏にロシアワールドカップ、今年夏にアフリカ・ネーションズカップに出場したサラーは、東京五輪にも出場したとすれば3年連続で夏の国際大会を戦うことになる。十分な休養を取れないまま長いシーズンを戦い続ければ、コンディション低下や負傷にも繋がりかねない。
「未来に問題が生じてくることは分かっている。サラーと話をしなければならない」とクロップ監督はコメント。現時点でサラーの五輪出場についての見通しは不確定だとしつつ、必ずしも出場を歓迎はできないような様子を見せている。
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