ジュビロ磐田、残留の可能性を残す【写真:Getty Images】
明治安田生命J1リーグ第32節の試合が23日に各地で開催されている。最下位のジュビロ磐田は今節でのJ2降格決定を回避し、残留の可能性を残した。
前節を終えて3試合を残した時点で、最下位の磐田の勝ち点は25。J1残留に望みを繋ぐためには6ポイント差の16位湘南ベルマーレを上回ってプレーオフ出場権を獲得するしかない状況だった。
磐田はアウェイで北海道コンサドーレ札幌と対戦。前半26分には右サイドの松本昌也からのクロスに中央で藤川虎太朗が触ったあと、左サイドに流れたボールに大外から駆け上がったアダイウトンが角度のない位置からダイレクトで叩き込んで先制点を奪った。
一方の湘南は優勝を争うFC東京とアウェイで対戦。前半36分、山田直輝のスルーパスで抜け出した松田天馬がシュートを放ち、ゴールラインのカバーに入った森重真人に触られながらもボールはゴールに収まった。
試合終盤を迎え、磐田は88分にセットプレーから深井一希に同点ヘッドを許してしまう。そのまま両試合が終了すれば磐田は降格が決定してしまう状況となった。
だが後半アディショナルタイムに状況は大きく変わる。湘南は94分に森重に同点ゴールを許し、1-1のドローで終了。一方磐田は土壇場でPKを獲得し、荒木大吾が97分にこれを成功させて2-1で逆転勝利を収めた。磐田は残り2試合で湘南との勝ち点を4に縮め、逆転でのプレーオフ出場に望みを繋いでいる。
降格圏のもう1チーム、17位の松本山雅FCはホームで横浜F・マリノスと対戦。開始2分で仲川輝人に先制ゴールを許し、そのまま0-1で敗れる結果に終わった。磐田とともに松本も次節で降格決定となる可能性がある。
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