浦和レッズのラファエル・シルバ【写真:Getty Images】
2017年11月25日、浦和レッズを10年ぶり2回目のアジア制覇へと導いたのは、FWラファエル・シルバが後半終了間際に突き刺した目の覚めるようなスーパーゴールだった。
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝でサウジアラビアのアル・ヒラルと対戦した浦和は、アウェイでの1stレグを1-1のドローで折り返していた。ホームに戻っての2ndレグでは、両チームともにチャンスをゴールに繋げられないまま時間が経過していく。
0-0のまま耐え抜いても優勝となる浦和だったが、88分には勝利に大きく近づく先制ゴールが生まれた。武藤雄樹からのパスを受け巧みに反転したラファエル・シルバがゴールへ向かい、右足での渾身の一撃をゴールネットに叩き込んだ。
それから2年を経て、浦和は再びアジアの頂点に挑もうとしている。今週末の24日に埼玉スタジアムで迎え撃つ相手は、またしてもアル・ヒラルだ。
今回は敵地でアウェイゴールを奪えず0-1の敗戦を喫しており、状況はより厳しい。2年前に優勝の立役者となったブラジル人FWももういない。だが今回は別の誰かがヒーローになる番かもしれない。