レアル・マドリーのガレス・ベイル【写真:Getty Images】
ジョゼ・モウリーニョ氏が新監督に就任したトッテナムに対し、レアル・マドリーのウェールズ代表FWガレス・ベイルを獲得するよう勧める声が強まりつつあるようだ。
プレミアリーグで現在14位と低迷しているトッテナムは、5年間にわたってチームを好成績に導いてきたマウリシオ・ポチェッティーノ前監督を19日に解任。翌朝にはチェルシーやマンチェスター・ユナイテッドなどの元監督であるモウリーニョ氏を迎え入れることを発表した。
報道によれば、トッテナムはチームの立て直しに向け、1月の移籍市場でモウリーニョ新監督に多額の補強予算を準備する見通しだという。その最初の補強として、2013年まで在籍していたベイルの再獲得が期待され始めている。
負傷の多さなどからマドリーでここのところ十分な力を発揮できず、批判が強まっていたベイル。ウェールズ代表でEURO2020予選突破を決めた19日には、マドリーを軽視する意味の言葉が入れられた国旗を持って喜ぶ様子を見せ、クラブやジネディーヌ・ジダン監督とのさらなる関係悪化が懸念されている。
トッテナムでベイルとチームメートだった元イングランド代表DFのマイケル・ドーソン氏は、トッテナムがベイルを再獲得するとすれば「賢い動きだ」と英メディア『トークスポーツ』でコメント。「彼のマドリーでの時間は終わりに近づいているようだが、まだまだやれるはずだと思う」と語った。
トッテナムの元監督であるハリー・レドナップ氏も同様に、「素晴らしい補強になる」と古巣にベイルを推薦。「彼にとって素晴らしい移籍だ。ファンも大いに気にいるだろう」と、実現すれば誰もが満足する取引となることを予想している。
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