処分を受けた選手の一人、ライリー・マグリー【写真:Getty Images】
オーストラリアサッカー協会(FFA)は19日、同国の4人の若手選手に長期間の出場停止処分を科すことを発表した。いずれも東京五輪を目指すU-22オーストラリア代表としてプレーしていた選手たちだ。
DFナサニエル・アトキンソン、FWラクラン・ウェールズ(ともにメルボルン・シティ)、MFブランドン・ウィルソン(パース・グローリー)の3人には2020年8月10日まで代表チームでのプレーを禁じる処分が下された。来年1月に五輪予選を兼ねて開催されるAFC U-23選手権にも、出場権を獲得した場合の東京五輪にも出場不可能となる。
一方、MFライリー・マグリー(アデレード・ユナイテッド)には2020年4月1日までの処分が下された。AFC U-23選手権には出場不可能だが、東京五輪の前には処分が解除されることになる。
今年3月に開催されたAFC U-23選手権予選でカンボジアを訪れた際に「反プロフェッショナル的行動」を取ったことが処分理由だとされている。FFAは4月に「1人の女性からの訴え」を受けて調査を行ってきたと述べているが、具体的な問題行動についてそれ以上の詳細は明らかにされていない。
16チームが参加するAFC U-23選手権では、五輪開催国の日本を除く上位3チームが東京五輪出場権を獲得する。4人の出場停止は、オーストラリアの本大会出場に向けて大きな痛手となるかもしれない。
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