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原口元気「みっともない試合をしてしまった」。4失点惨敗に「情けないし責任感じる」

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

原口元気
日本代表のMF原口元気【写真:田中伸弥】

 日本代表は19日、キリンチャレンジカップ2019でベネズエラ代表に1-4の大敗を喫した。

 右サイドで先発出場したMF原口元気は「僕も出ていた1人なので言い訳するつもりもないですし、僕にも責任がある。日本代表なので、こんな試合をしていてはいけない。ホームですし」と反省の弁を述べた。

「みっともない試合をしてしまったので、何とか挽回しようとしましたけど、自分としては情けないし、責任を感じる。下を向いている選手も多かった中で、引っ張ろうとしましたけど、自分にも力が足りないし、もっとプレーで引っ張れたらいいんだけど、それもできなかった」

 ロシアワールドカップなども経験している原口だが、自らの力で日本代表を引っ張ることができなかった力不足に強い後悔を抱いているようだ。そして「経験が少ない選手が多かった中で、自分たちの想像を超えていくような強さやスピードで後手を踏んでやられた」と敗因を分析する。

「自分たちよりも能力の高い選手と対面した時に、アバウトな守備をしているとやられるなって。逆に今までアジアだからやられなかった、2次予選だからやられなかったというのがあった」

 前半だけで4失点は参照できる記録の上では65年ぶりのこと。日本サッカー史上最悪とも言える45分間だった。経験不足があったとはいえ、原口には「ちょっと怖がっているところが見受けられた」という。そのうえで「やっぱり取りにいかなきゃボールは取れないですし、サッカーなんで11人が連動してボールを取りにいかないと取れない」と強調する。

「強い相手に勝つには全員が100%で取りにいかないとボールは取れないし、それは勉強になったんじゃないかと思います」

 彼自身が「みっともない試合」と振り返った4失点の惨敗は、今後の日本代表の戦いにどう活かされるか。この経験を次の勝利につなげられなければ、敗戦はただ意味のないものになってしまう。

【了】

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