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室屋成、4失点ベネズエラ戦で経験不足を露呈「自分たちはやられて学ぶ必要がある」

text by 編集部

室屋成
MFジェフェルソン・ソテルド(右)と競り合う日本代表DF室屋成(左)【写真:Getty Images】

 日本代表は19日、キリンチャレンジカップ2019でベネズエラ代表に1-4の大敗を喫した。

「前半はすごくもったいなかったと思います。後半に修正できたところはよかった。すごい悔しいし、本当に痛いですけど、勉強代ですね」

 右サイドバックで先発出場したDF室屋成は4失点の惨敗をそう振り返った。自身は1失点目の場面でベネズエラのMFジェフェルソン・ソテルドの仕掛けに寄せきれず、アシストとなるクロスを簡単に上げられてしまった。

「結構自分的にはうまくついていっていたので、あのタイミングで(クロスを)上げられないことはないというか、ペナルティエリア内なので自分もファウルしてはいけないですし、難しい対応だったと思います」

 室屋は1失点目の場面の対応も含め、サイドに数的優位を作って攻めてくるベネズエラの攻撃に苦しめられた。相手の左サイドMFソテルドは小柄だが機動力に優れ、ドリブルやラストパスの技術も持つ。ブラジルの名門サントスで活躍する期待の若手に違いを見せつけられた。

「やっぱり自分からしたら、ああいう相手とやる機会自体が少ない中で、少し独特なリズムだったり、そういうところに慣れていかなければいけないなとはすごく感じました」

 日本代表ではDF酒井宏樹が不動の右サイドバックに君臨しており、室屋はなかなか出番を得られていないのが現状だ。それでも与えられた数少ないチャンスを最大限に生かすしか、成長への道はない。

「今日はうまくできなかったですし、でもそうやって自分たちはやられて学ぶ必要があるので、これがあって良かったなと思えるようにしっかり学んで次に生かしたいです」

 4失点というショッキングな敗戦の後も、室屋は懸命に前を向いた。ネガティヴな内容や結果ではあるが、どうにかしてこの経験を生かして未来につなげていく必要がある。敗戦でも無駄なもので終わらせてはならない。

(取材:元川悦子【大阪】、文・構成:編集部)

【了】

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