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大卒1年目で日本代表初招集。荒木隼人「1年前は想像できなかった。まだゴールじゃない」

text by 編集部 photo by Getty Images

荒木隼人
日本代表に初招集されたサンフレッチェ広島のDF荒木隼人【写真:Getty Images】

 日本代表は18日、パナソニックスタジアム吹田でキリンチャレンジカップ2019のベネズエラ代表戦に向けた前日練習を行った。

 サンフレッチェ広島に所属するDF荒木隼人は、大卒1年目ながら日本代表初招集を受けて合宿に参加している。目標としていた場所だが、「1年前では想像できなかった」ステップアップだ。

 関西大学から広島に加入した荒木は、今季のリーグ戦21試合に出場。堂々たるプレーぶりでディフェンスラインの柱を担い、日本代表まで登り詰めた。ガンバ大阪門真ジュニアユースや広島ユースでプレーしてきた雑草センターバックには世代別代表歴もない。

 初めて参加した日本代表合宿では「まだまだ1つひとつのプレーのスピードだったり、強度とか質のところで言えば、もっともっと自分自身が高めないといけないなと、それは日々の練習の中ですごく感じました」と、これまでにない強烈な刺激を得たようだ。

 サムライブルーの一員となったからには、やはりピッチに立つ・立たないにかかわらず、日本代表としての責任を果たさなければならない。そして一度招集されただけで満足するのではなく、定着のために代表合宿での経験を日々の取り組みに還元し、さらなる成長を志して努力を続けることも重要になる。

「非常に濃い1年間だったんですけど、本当に1日1日、やらないといけないこと、積み上げていくものがしっかりできたからこそ今につながっていると思っています。まだまだここはゴールじゃないですし、もっともっと先に向けて、もっともっといい1日1日を積み重ねていきたいと思っています」

 ベネズエラ戦でピッチに立つチャンスはやってくるだろうか。23歳の若武者は日本代表の誇りと責任を胸に、地元・大阪で世界へ真っ向勝負を挑む。

(取材:元川悦子【大阪】、文・構成:編集部)

【了】

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