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まさに“バルサDNA”。安部裕葵もデビュー戦で絡んだBチームの華麗な連携ゴール

text by 編集部 photo by Getty Images

安部裕葵
バルセロナBの安部裕葵【写真:Getty Images】

 現地時間17日に行われたセグンダB(スペイン3部)のコルネジャ戦で、バルセロナBに所属するFW安部裕葵が移籍後初ゴールを記録した。バルサBの公式戦では日本人初となる記念すべき1点だった。

 数日前には、主力不在の状況でのチャリティーマッチではあったとはいえ、トップチームの試合に初出場を果たしていた安部。コルネジャ戦にはセンターフォワードとして先発出場すると、23分に味方選手がGKに止められたこぼれ球に素早く反応し、2-0とするゴールを流し込んだ。試合はその後ゴールの奪い合いとなり、3-3のドローに終わっている。

 バルセロナBでは、下部組織からバルサで育ってきた者や安部のように他クラブからやってきた者も含めて、若い選手たちがトップチーム昇格を目指して研鑽を積んでいる。少年チームからトップチームに至るまで、統一された“哲学”に基づいたチーム作りが行われているのはよく知られていることだ。現在マジョルカでプレーする久保建英もかつてその哲学を学んでいた。

 ポゼッションとパスワークをトレードマークとするそのスタイルが、今季のバルサBにおいて最も顕著に示された得点のひとつだったと言えるのがセグンダB第2節のヒムナスティック・タラゴナ戦で記録されたゴール。安部のバルサBデビュー戦にもなった試合だ。

 敵陣内でのFKからプレーを再開させたバルサBは、そこから計15本のパスを繋いでボールをゴールに収めるまで一度も相手にボールを触らせず。最後はダイレクトでのワンツーからギジェム・ハイメが綺麗に流し込んだ。初出場の安部も左サイドでパスワークに絡んでいた。

 ゴールに至るプレーの動画を投稿したバルサBの公式SNSも、「バルサのDNAが純粋な形で表れたゴール!」と誇らしげにコメントを添えていた。このゴールに絡んでいた選手たちの中から、今後トップチームで活躍する選手も出てくることになるかもしれない。

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