レアル・マドリーのカリム・ベンゼマ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーに所属するFWカリム・ベンゼマはアルジェリアの代表チームでプレーすることを望んでいるのではないかとみられているが、代表監督はベンゼマがチームに必要だとは考えていないようだ。
フランス代表からの追放状態が続いているベンゼマは、フランスサッカー連盟会長の「彼の代表での冒険は終わった」という発言にSNSで反応。「終わったと思うのなら他国の代表チームでプレーさせてほしい」と投稿して大きな注目を集めた。
具体的にベンゼマが代表入りを望んでいるのは、両親の母国であるアルジェリアではないかとの見方が強い。だが国際サッカー連盟(FIFA)の規定に従えば、フランス代表で公式戦を戦ってきたベンゼマの代表チーム変更が認められることはなく、可能性があるとすればフランス政府から国籍を剥奪された場合のみとなる。
実現の可能性がどうであれ、アルジェリア代表のジャメル・ベルマディ監督もベンゼマのメンバー入りには消極的な姿勢を示した。アルジェリア『DZフット』が同監督のコメントを伝えている。
「私には(バグダッド・)ブネジャー、イスラム(・スリマニ)、(アンディ・)ドゥロール、(ヒレル・)スダニなどの選手たちがいる。今いる選手たちで非常に満足だ」とベルマディ監督。ストライカー陣は充実しているとして、ベンゼマをチームに加えることに魅力を感じない様子を見せた。
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