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ベンゼマ、フランス代表復帰閉ざされ異例の訴え。「他国でプレーさせて」

text by 編集部 photo by Getty Images

カリム・ベンゼマ
カリム・ベンゼマ【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーに所属するFWカリム・ベンゼマは、フランス代表への復帰が実現しないのであれば、「他国の代表チームでプレーさせてほしい」と異例の訴えを行っている。

 ベンゼマは2015年に、同代表で当時チームメートだったマテュー・ヴァルブエナが恐喝を受けた事件に関与したとの疑いがかけられ、フランスサッカー連盟(FFF)から活動停止処分を受けた。処分の解除後も、現在に至るまで事実上の“追放”状態が続いている。

 マドリーで好調なプレーを見せていることもあり、フランス代表復帰の可能性もここのところ報じられていた。だがFFFのノエル・ル・グラエ会長は16日、フランス『RMC』に「カリムは素晴らしい選手だが、フランス代表での彼の冒険は終わった」と発言し、ベンゼマに対して復帰の扉を閉ざした。

 ベンゼマも同会長のこの発言にすぐに反応し、SNSの公式アカウントでメッセージを投稿。「僕の代表キャリアを終えられるのは僕自身だけだ」と反発した上で、「僕が終わったと思うのなら、選出資格のある他国のひとつでプレーさせてほしい」と“移籍”を訴えた。

 現実的には、ワールドカップやEUROなども含めてフランス代表で多くの公式戦を戦ってきたベンゼマが他国の代表チームでプレーすることが認められるのは難しい。31歳のストライカーが再び国際舞台のピッチに立つ日は来るのだろうか。

【了】

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