ルーカス・パケタ【写真:Getty Images】
ブラジル代表でかつて10番を背負ったリバウド氏は、現代表の10番の扱いに不満がある。自身のSNSを更新した。
15日に行われた国際親善試合でブラジル代表はアルゼンチン代表と対戦し、0-1で敗れた。この一戦で10番をつけたのは、ミランでプレーするMFルーカス・パケタである。
リバウド氏は「ブラジルとアルゼンチンの試合を観た。10番について起きたことは、非常に悲しく思う」と投稿。「世界中からリスペクトされる10番のユニフォームはパケタに与えられた」と述べた。
同氏は続けて「このユニフォームはペレ、リベリーノ、ジーコ、リバウド、カカ、ロナウジーニョ、ネイマールといった選手が着てきたもので、世界中から知られている。ベンチにいたり、ハーフタイムで交代するような選手のものではないんだ」と、誇り高き10番の在り方を主張している。
ただ、リバウド氏は「選手が悪いわけじゃない」と、パケタに対する批判ではないことも付け加えた。「このユニフォームの重さをテクニカルスタッフたちはちゃんと分かっているはずだ。監督がレアル・マドリーでとても良いプレーをしているロドリゴを守りたがったように、パケタについてもこのユニフォームで戦うことから守れたはずだ」としている。
「我々は、ブラジル対アルゼンチンが決してフレンドリーマッチにならないことを知っている」とリバウド氏は締めくくり、宿敵との大一番で10番が本来の扱いを受けなかったことを嘆いた。
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