バイエルン・ミュンヘンのハンジ・フリック暫定監督【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンは15日、暫定監督としてトップチームを率いているハンジ・フリック氏が当面は指揮を続行することを正式な形で発表した。クラブ公式ウェブサイトが伝えている。
バイエルンはフランクフルトとの試合に1-5の大敗を喫したあと、今月3日にニコ・コバチ前監督を電撃解任。アシスタントコーチを務めていたフリック氏が暫定的な形でチームの指揮を執ることになった。
新監督候補としてはアーセン・ヴェンゲル氏やマッシミリアーノ・アッレグリ氏、ジョゼ・モウリーニョ氏、アヤックスのエリク・テン・ハーグ監督など様々な名前がメディア上で取りざたされていた。だが10日にはカール=ハインツ・ルンメニゲCEOが「今後もハンジと一緒に仕事を進めていく」と暫定監督の留任の見通しを示した。
今回はより明確な形でフリック氏の続投が発表されている。ルンメニゲCEOは「ハンジが次の試合も指揮を執るのかと毎週質問されたくはない」として、「ハンジ・フリックは少なくともクリスマスまでは任務を継続する。それ以上の可能性もある」と述べている。
フリック暫定監督のもとで、バイエルンはここまで2戦2勝を記録。チャンピオンズリーグでオリンピアコスに2-0の勝利を収めて決勝トーナメント進出を決めたのに続いて、ブンデスリーガではボルシア・ドルトムントとの上位対決に4-0の快勝を飾った。
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