マルチェロ・リッピ監督【写真:Getty Images】
中国代表を率いていたマルチェロ・リッピ監督が辞任を表明した。英『BBC』など各国メディアが伝えている。
中国代表は14日に行われたカタールワールドカップ・アジア2次予選第5節のアウェイでのシリア戦に1-2で敗戦。シリアに次ぐグループ2位は守っているが、3位のフィリピンに勝ち点で並ばれている。
リッピ監督はシリア戦後に「全面的に責任を取る」として辞任の意志を表明した。中国サッカー協会(CFA)は同監督の辞意を受け入れたとする声明を出し、「ファンを落胆させるような不満足な結果を強く遺憾に思う」と述べている。
イタリア代表を2006年ワールドカップ優勝に導くなど名将として名高いリッピ氏は2016年10月に中国代表監督に就任。今年1月のAFCアジアカップ2019を準々決勝敗退で終えたあと退任を発表していた。
だが、広州恒大との兼任の形で中国代表の指揮を引き継いだファビオ・カンナバーロ前監督もわずか2試合で辞任。5月にリッピ氏が代表監督に復帰したが、それから半年で今年2回目の辞任を発表することになった。
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