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引退発表のダビド・ビジャ「トーレスと一緒に日本で楽しむことができた」

text by 編集部 photo by Getty Images

ダビド・ビジャ
ヴィッセル神戸のダビド・ビジャ【写真:Getty Images】

 J1のヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表FWダビド・ビジャは、今季限りでの現役引退を13日に発表した。スペイン紙『マルカ』は14日付で同選手へのインタビューを伝えている。

 ワールドカップとEUROでの優勝および得点王、チャンピオンズリーグ優勝、3回のリーガエスパニョーラ優勝など数々の栄冠に満ちたキャリアを過ごしてきたビジャ。今季から神戸に加入し、バルセロナやスペイン代表でのチームメートでもあったMFアンドレス・イニエスタらとともに現役最後の1年間を過ごすことになった。

「よく考えた上での決断だった。楽しむことができる時間、これからのことに期待を抱くことができる時間はまだ1ヶ月半残っている。この仕事では素晴らしい友人たちと経験が得られる。すごく楽しむことができたよ」とビジャは引退の決意について語っている。

 キャリア最高の瞬間としては、2010年南アフリカワールドカップの優勝を挙げた。「主審が決勝終了の笛を吹いた瞬間だ。子供の頃から代表のユニフォームを着ることを夢見ていた。イタリアやブラジルが掲げていたトロフィーを勝ち取れる世代に生まれる幸運に恵まれることを想像していた。プロとしてのキャリアの中で最も素晴らしく最も重要なものだった」

 引退を発表したビジャに対しては、同じく今年日本で引退した元サガン鳥栖のフェルナンド・トーレス氏もメッセージを送っていた。「僕らはすごく良い関係を築けている。2人とも日本で引退して、ここで楽しむこともできた。彼にはサッカーの枠を越えた強い友情を抱いている。最高の一人だし、一生付き合い続けることになるだろう」とビジャはトーレスについてコメントしている。

【了】

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