韓国代表【写真:Getty Images】
アジアサッカー連盟(AFC)は14日、この日に行われる2022年カタールワールドカップ・アジア2次予選のレバノン代表対韓国代表戦を無観客試合として開催することを発表した。試合直前に決定が下されるという異例の事態となった。
レバノンでは先月以来政府の経済政策に対する抗議行動が激化。韓国サッカー協会(KFA)は同国の首都ベイルートでの試合を第三国へ移動することを要請したが、AFCは予定通りの開催を決めていた。
安全面への懸念から、観客を入れずに試合を行う見通しであることは前日から報じられていたが、韓国『聯合ニュース』によれば最終的に決断が下されたのはキックオフの約4時間前だという。AFCから発表が行われたのは試合開始とほぼ同時刻だった。
韓国代表は、先月15日に平壌で開催された北朝鮮代表との試合も無観客、テレビ中継なしという異様な条件下で戦っていた。対戦国の事情により、2試合連続で無観客試合を戦うことを強いられている。
【了】