日本代表の新ユニフォーム【写真:adidas】
2022年カタールワールドカップ・アジア2次予選のキルギス代表対日本代表戦が14日に行われている。男子日本代表にとっては新ユニフォームの初披露の機会でもあるが、そのユニフォームに関して想定外の問題点も浮上している。
日本サッカー協会(JFA)は今月6日に代表メンバー発表とあわせて新デザインのユニフォームの発表を行った。「日本晴れ(ニッポンバレ)」をコンセプトとし、浮世絵から着想を得たというグラフィックだという。
キルギス戦はアウェイでの試合ではあるが、日本代表はホーム用の青の新ユニフォームを身に着けてピッチに立った。だがユニフォーム発表会とは異なり、実際に選手たちが着用した姿を目にして感じられるのは、「背番号が見づらい」という点だ。
新ユニフォームの前面は濃淡の異なる様々な青系の色を織り交ぜたデザインだが、背面は青一色。そこに赤文字で背番号が入れられているが、遠目には番号を識別しづらい。赤地に白文字で入れられたキルギスの背番号が非常に明瞭であるのとは対照的だ。
今後も同様の背番号デザインが使用されるとすれば、ホーム用ユニフォームが主に用いられる日本国内での試合が海外中継される場合、視聴者や実況者にとって選手の識別が困難となりそうだ。日本代表を研究したい他国にとってはスカウティングが困難になるという思わぬプラス効果に繋がる可能性もあるかもしれないが…。
【了】