バルセロナの安部裕葵【写真:Getty Images】
バルセロナ対FCカルタヘナのチャリティーマッチが現地時間13日に行われ、バルサが2-0での勝利を収めた。この試合にはバルサのFW安部裕葵も出場している。
鹿島アントラーズから今季バルサへ移籍した安部は、現在Bチームでプレー中。だがトップチームの多くの選手が各国代表チームに招集され不在となった中で、バルサBのチームメートたちとともにトップチームへの招集を受けた。
控え選手やBチームの選手たちが中心ではあったとはいえ、ジェラール・ピケやウスマン・デンベレなど主力メンバーも出場した試合に安部は75分から交代出場。試合はカルレス・ペレスとアレハンドロ・マルケスの得点によりバルサが2-0で勝利を収めた。
スペイン紙『アス』ではこの試合の選手評価の中で安部にも言及。だが「終盤に出てきて、良い形でボールを触れることはほとんどなかった」と述べるにとどめている。
一方で、プレー内容以上にピッチに立ったこと自体が“歴史的”だとも捉えられた。カタルーニャ紙『アラ』など多くのメディアが、安部がトップチームデビューを飾ったことで、「バルサでプレーした初の日本人選手になった」と伝えている。
加入直後のプレシーズンツアーではトップチームの日本遠征に帯同した安部だが、負傷のため出場機会は得られなかった。主力不在のチャリティーマッチとはいえ、バルサがトップチームの名前で行った試合で初めての出場を果たしたことになった。
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