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浅野拓磨、日本代表で生き残れるか「絶対に結果を残さないといけない責任感が強い」

text by 編集部

浅野拓磨
日本代表のFW浅野拓磨【写真:Getty Images】

 日本代表は13日、キルギスの首都ビシュケクで練習を行った。

 先月、約1年ぶりに日本代表招集を受けたFW浅野拓磨は、2022年カタールワールドカップのアジア2次予選・タジキスタン戦に途中出場して約2年ぶりとなるゴールを奪った。所属するセルビアの強豪パルチザン・ベオグラードでも今月10日にリーグ戦初ゴールを挙げる活躍を披露している。

 そして今月は再び日本代表に招集された。「前回もゴールは取りましたけど、それ以上に心残りがあるプレーの方があるので、今回で晴らすということはないですけど、でもチャンスがあれば絶対に決める気持ちは持っていますね」と浅野は語る。

 タジキスタン戦でダメ押しとなるチームの3点目を奪ったものの、絶好機でシュートを外すなど確かに悔やまれるプレーがあった。「ピッチに立てばチームの勝利が第一ですけど、そこに自分のゴールであったり、ゴールに絡むプレーで貢献したいという気持ちは前回同様、強いものを持っている」と浅野は言う。今度は納得のいく形で結果を残したいところだ。

 そのためには、やはり数少ないチャンスでも確実に決めきることが重要になる。決定機を逃し続けていれば、周りからの信頼が薄れていくばかりか、やがて見放されてしまう可能性もある。その危機感を、浅野は身を以て自覚しているはずだ。

「代表に呼ばれることに対してホッとするというよりは、名前が呼ばれてから緊張感があるというのが今の自分の現状です。今ここに来て何ができるのかを自分自身、常に考えて、常に危機感を持ってここに合流して来ているので、ホッとしているというよりは絶対に結果を残さないといけない責任感が強いかなと思います。まだまだホッとするのはほど遠いと思います」

 危機感をエネルギーに変えて、さらにゴールという結果に結びつけることができるだろうか。日本屈指のスピードスターは代表での生き残りをかけて14日のキルギス戦に挑む。

(取材:元川悦子【ビシュケク】、文・構成:編集部)

【了】

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