日本代表MF遠藤航【写真:Getty Images】
日本代表は12日、キルギスの首都ビシュケクで合宿2日目の練習を行った。
この日からチームに合流した選手もおり、まだ全員が揃っての戦術練習はできていない。これまでと同様に全員での練習は13日、つまり2022年カタールワールドカップアジア2次予選のキルギス戦前日しかすることができない。
だが、選手たちは十分な準備ができない中でも相手のことを徹底的に分析し、どのように戦うべきかを経験とともに理解している。MF遠藤航は「まずは自分たちのサッカーをすることが大事」だと語る。
「ボールを動かすところは意識しながらも、それがなかなかできなかった時に大事なのは、しっかりシンプルですけどデュエルで負けないとか、切り替えを早くとか、ベースの部分が大事になって来ると思う。そこは大前提で意識しながら、しっかり自分たちのサッカーを進めていくことだと思います」
キルギスには昨年11月に4-0で勝利しているが、今回は公式戦で相手のホームになる。「アウェイの雰囲気に飲まれないようにする」ことの重要性を語った遠藤は、ゴールを許して相手を勢いづかせず、試合の入りでいかに主導権を握るかが鍵になると見ている。
「いい入りができて、1点取れれば自分たちがかなり有利な状況で試合を進められると思うので、立ち上がりは意識したいかなと思います」
日本代表として年内最後の公式戦はしっかり勝って、アジア3次予選進出を手繰り寄せて終わりたいところ。遠藤は「森保さんのやりたいサッカーはだいぶ浸透してきている」とチームの成長に手応えを感じており、「これからはプラスで誰が出ても同じようなプレーをしていけるかどうかが大事」とも述べた。
今回はU-22日本代表の活動も重なっているため、MF堂安律やMF板倉滉、MF久保建英らが不在。そういった中でもチームとしての総合力を向上させながら、森保ジャパンは予選4連勝を目指す。
(取材:元川悦子【ビシュケク】、文・構成:編集部)
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