日本代表のMF橋本拳人【写真:Getty Images】
日本代表は11日、キルギスの首都ビシュケクで合宿初日の練習を行なった。
14日に開催される2022年カタールワールドカップアジア2次予選のキルギス戦に向けて、初日は海外組も含め13人が参加した。
他のJリーグ組とともにキルギス入りしたMF橋本拳人は「思ったより本当に寒くて、夜中に着いたんですけど、手がかじかむくらい寒くてびっくりしました」と大陸性気候の中央アジアの冬の厳しい寒さを実感したようだ。
試合当日14日の天気は晴時々くもりとなっているが、最低気温は3度、最高気温は13度と予想されている。それまでの合宿期間も朝晩は0度前後、昼間でも10度に達しない予報になっており、キルギス戦に向けては寒さ対策が必須。
橋本は「そんなに寒すぎるわけじゃないんで、暑すぎるよりはいい」と語るが、慣れないアウェイの厳しい環境にも打ち勝っていかなければならないだろう。「勢い持って戦いにくる」であろうホームの相手に「その勢いに負けないように試合の入りからしっかり戦うことが大事」と気を引き締めた。
「自分たちのサッカーを90分間続けられていますし、しっかり準備もできていて、試合の入りがすごくいいなと思うので、それを続けていく必要があるなと思います」
今回は同時並行で活動するU-22日本代表に合流している選手たちもおり、A代表のメンバーにも多少の変更があった。徐々にチーム内での存在感を高めてきた橋本にも出場のチャンスは大いにある。
「本当に負けられない試合ですし、勝たなければいけないので、個人の力を全力で出して勝利に貢献したいと思います」
Jリーグで首位に立つFC東京で見せる攻守にアグレッシブなプレーをアウェイの地でも披露できるか。新ユニフォームでの初陣となる一戦で、勝利とともにジャパンのプライドを示したいところだ。
(取材:元川悦子【ビシュケク】、文・構成:編集部)
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