ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト氏【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティは、ジョゼップ・グアルディオラ監督の将来的な後継者として経験を積ませるため、ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト氏を姉妹クラブのニューヨーク・シティFCへ派遣することが見込まれるという。英紙『ミラー』が9日付で伝えた。
元オランダ代表のファン・ブロンクホルスト氏は昨季まで務めていたフェイエノールト監督を退任。当初は1年間の休養を取ることを考えていたが、シティからの招きを受け、クラブ内で仕事を開始したと今年9月に報じられていた。
シティはグアルディオラ監督が退任する時が来るのに備え、ファン・ブロンクホルスト氏を後継者として育てる方針だとみられている。同氏はシティのあらゆる部署へのアクセス権を与えられ、クラブ内の業務を学んでいるようだ。
その“教育”の一環として、シティはファン・ブロンクホルスト氏を同じシティ・フットボール・グループ(CFG)の傘下クラブであるニューヨーク・シティの監督に据える見込みだと英紙は報じた。同氏はここ2ヶ月間にニューヨークや、同じく姉妹クラブのあるメルボルンを訪問していたという。
ニューヨーク・シティはMLS(メジャーリーグサッカー)の今季をプレーオフ準決勝敗退で終了。チームを率いていたドメネク・トレント監督はあと1年間残していた契約を解除して退任することが決まった。
シティでアシスタントコーチを務めるミケル・アルテタ氏もグアルディオラ監督の後継者候補の一人だとみられる。だが現役時代にバルセロナでプレーしてグアルディオラ監督と哲学を共有し、フェイエノールトですでにタイトル獲得などの実績も残しているファン・ブロンクホルスト氏は、より有望視されているのかもしれない。
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