ウォルバーハンプトンのアダマ・トラオレ【写真:Getty Images】
スペインサッカー連盟は9日、今月行われるEURO2020予選の2試合に向けたスペイン代表メンバーからFWロドリゴ・モレノが離脱し、FWアダマ・トラオレを追加招集することを発表した。
バレンシアに所属するロドリゴは9日に行われたリーガエスパニョーラ第13節のグラナダ戦で負傷のため途中交代していた。代役のトラオレはA代表初招集となる。
ドリブルを持ち味とするウイングのトラオレは現在23歳。バルセロナの下部組織出身で、2013年に17歳でトップチームデビューを果たした。2015年にはイングランドへ渡り、アストン・ビラ、ミドルスブラを経て2018年からウォルバーハンプトンに所属している。
今季のウォルバーハンプトンではレギュラーポジションを確保し、プレミアリーグ第4節から連続で先発出場を続けている。第8節マンチェスター・シティ戦では2得点を挙げて2-0の勝利の立役者となった。
U-21など各年代のスペイン代表でもプレーしてきたトラオレだが、ルーツを持つマリの代表入りを望んでいるとも言われていた。スペイン紙『アス』は同国連盟が「将来的にマリに招集されないように公式戦に起用することを決めた」と伝えている。
スペイン代表は今月15日にマルタ代表と、18日にルーマニア代表と対戦する。EURO2020の予選突破はすでに決めているが、首位通過を確定させるためにはあと1勝が必要となる。
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