レッドブル・ザルツブルクの南野拓実【写真:Getty Images】
今からちょうど1年前、2018年11月8日に開催されたヨーロッパリーグ(EL)グループリーグ第3節のローゼンボリ戦。レッドブル・ザルツブルクの南野拓実が“日本人初”の偉業を成し遂げた試合だった。
前半6分に先制ゴールを流し込んだ南野は、19分にも鮮やかなダイレクトボレーで追加点。チームが3点目を加えたあと、前半終了間際の45分にもゴール前での粘り強いプレーからゴールネットを揺らし、前半だけでハットトリックを完成させた。
ELで日本人選手がハットトリックを達成したのは大会初。過去にはELの前進であるUEFAカップの予選として開催されていたインタートトカップで稲本潤一がハットトリックを達成したことがあったが、UEFA(欧州サッカー連盟)主催大会の本戦では日本人初となる1試合3得点だった。
欧州の舞台で強烈なインパクトを残した南野は、その後も充実した1年間を過ごしてきた。森保ジャパンではこれまで最多の10得点を挙げてチーム得点王。クラブでも欧州最高峰の大会であるチャンピオンズリーグに戦いの場を移し、リバプール戦で1得点1アシストを記録するなど活躍を続けている。
UEFAのドイツ語版公式ツイッターアカウントでは、8日に南野のハットトリック動画を投稿して1年前の快挙を祝福した。今後もさらなる名場面を生み出してくれることを期待したいところだ。