バイエルン・ミュンヘン対リヨン【写真:Getty Images】
今から16年前の2003年11月5日。チャンピオンズリーグ(CL)グループリーグのバイエルン・ミュンヘン対リヨンの試合で“伝説の直接FK弾”が生まれた。
当時のバイエルンには、ドイツ史上最高のGKとも言われたオリバー・カーン氏、今なお現役のストライカーとして活躍するFWクラウディオ・ピサーロ(現在41歳)など、名だたる選手が勢揃いしていた。迎え撃つのは、ジュニーニョ・ペルナンブカーノ氏を擁するリヨン。
試合開始して6分、ペナルティーエリアからやや離れた場所でリヨンがフリーキックを獲得すると、ペルナンブカーノ氏がシュートを放ち直接ゴールを狙った。ボールは少し弧を描きながら右上のポストに当たって跳ね返りゴールに吸い込まれる。その後はお互いに得点を積み重ね、リヨンが2-1の勝利をおさめた。
欧州サッカー連盟(UEFA)の公式ツイッターが「あなたのセットピースマスターは誰?」とのコメントと共に、このシーンの動画を投稿している。ペルナンブカーノ氏はフリーキックの名手として知られ、未だ破られていない歴代最高記録となるキャリア通算77本の直接FK弾を決めている。