G大阪不動のアタッカー
ガンバ大阪のMF小野瀬康介【写真:Getty Images】
MF:小野瀬康介(おのせ・こうすけ/ガンバ大阪)
生年月日:1993年4月22日(26歳)
今季リーグ戦成績:26試合出場/6得点5アシスト
ガンバ大阪で不動の地位を築く26歳のアタッカー。横浜FCでプロデビューを果たし、その後移籍したレノファ山口でリーグ戦二桁得点をたたき出すなどJ2で存在感を示した同選手は、2018シーズンの途中にG大阪へと籍を移すと、ピッチの中で実力を示し続け見事主力の座へと躍り出た。宮本恒靖監督からの信頼も確かで、今季もここまでリーグ戦26試合6得点5アシストの成績を収めるなど躍動している。
サイドでのプレーを基本とする小野瀬は、高い得点力とスペースに走り込む動きなどオフ・ザ・ボールで違いを生み出すことができる選手だ。豊富なスタミナも兼備しており、90分間ピッチを走り続けることを厭わない。守備でのハードなプレーにも定評があるなど、攻守両面で存在感を発揮することができる。まだ26歳と、今後の更なる成長にも期待できる男だ。
堂安律、中島翔哉、南野拓実、久保建英、伊東純也、原口元気ら海外クラブで活躍する選手が揃うなど、森保ジャパンにおける2列目の層はかなり厚い。小野瀬らがそれらの選手から定位置を奪うのは、かなり難易度の高いことだと言える。ただ、豊富なスタミナを持ち、守備でも攻撃でも走ることをやめない26歳のアタッカーは稀有な存在。今回は久保や堂安がU-22日本代表入りを果たしているため、右サイドの新たなオプションとして、選出してみてはどうだろうか。
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