エミリアーノ・サラ【写真:Getty Images】
飛行機墜落事故により亡くなったFWエミリアーノ・サラの移籍金を巡る問題で、国際サッカー連盟(FIFA)の判決に応じないカーディフ・シティに対し、補強禁止処分が下される可能性が浮上した。4日に英メディア『BBC』が報じている。
ナントからカーディフへの完全移籍が決定したサラ。しかし、2019年1月21日、同選手を乗せた小型機が消息を絶った。そして、英仏海峡海底から引き上げられた機体の中にあった遺体がサラであることが確認されている。
悲しい事故から約10ヶ月。未だにサラの移籍金問題は解決していない。両クラブ同士の話し合いで折り合いがつかなかったため、FIFAが仲裁に入ることに。サラの移籍金は1500万ポンド(約19億3000万円)で、現地時間9月30日にFIFAは分割払いの1回目となる530万ポンド(約6億8000万円)の支払いをカーディフに命じている。
しかし、この判決にカーディフは応じず。異議申し立てを行い、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴していた。同メディアによると、最終的にカーディフが支払いを拒否した場合、FIFAは3度に渡る補強禁止処分を下すつもりでいるようだ。
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