シント=トロイデンの鈴木優磨【写真:Getty Images】
ベルギー1部リーグ第14節のシント=トロイデン(STVV)対オーステンデが現地時間2日に行われ、ホームのSTVVが1-0で勝利を収めた。決勝点を挙げたFW鈴木優磨はベルギーメディアからも高い評価を受けている。
前半を両チーム無得点で折り返したあと、鈴木は56分に左サイドからのクロスに頭で合わせて先制ゴールを記録。前節に続いての2試合連続となる決勝ゴールを記録し、チームを今季初の連勝に導いた。
ベルギーメディア『スポルザ』では、前半のマン・オブ・ザ・マッチにオーステンデのMFフェルナンド・カネシン、後半のマン・オブ・ザ・マッチに鈴木を選出。オーステンデを無失点に抑えたSTVVのGKシュミット・ダニエルの好セーブにも言及している。
『フートバル・ベルギー』では、チーム最多の7得点を挙げているFWヨハン・ボリと鈴木の2人が「新たなロイヤルカップル」になり得るという見方を伝えた。昨季はボリと鎌田大地(現フランクフルト)の2人が「ゴールデンコンビ」としてチームの好成績に貢献したとしつつ、鎌田を失ったボリが新たなパートナーを見つけ出したのではないかと述べている。
「鈴木は徐々にシャープになっており、今ではチームに完全に溶け込んだように見える」と同メディアは評価。オーステンデ戦の得点の場面でマークを引きつけていたボリとのコンビについても「新たな2トップは徐々に形作られてきた」としている。
ジャーナリストのステフ・ワイナンツ氏は、「ロイヤルカップルと言えるのは合計40点を決めてからだ」とベルギー『HBVL』でコメント。だが「鈴木はフィットしてきている。よりハードワークできるようになってきた」と日本人FWが調子を上げてきていることも認めている。
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