ズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのボローニャは、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの獲得に向けて本格的に動く姿勢を明確にした。ワルテル・サバティーニSD(スポーツディレクター)のコメントを伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
イブラヒモビッチはMLS(メジャーリーグサッカー)のロサンゼルス・ギャラクシーで2019シーズンを終え、今後の去就が注目されている。本人はイタリアへの復帰にも意欲を示し、友人であるシニシャ・ミハイロビッチ監督が率いるボローニャについても移籍先候補として言及していた。
イブラヒモビッチはタイトルを争うような強豪クラブへの加入を望んでいるとみられ、ボローニャへの移籍は現実的には難しいという考えも示していた。だがサバティーニ氏によれば、クラブはその“夢”のような話を実現させるつもりだという。
「イブラヒモビッチは、シニシャとの関係により我々のクラブに来たがっている。交渉は不可能ではない。実現するとすれば、2人の間の感情によるものだ。イブラはミハイロビッチを助けたいと思っている。我々はこのクレイジーな話が実現するよう全力を尽くすつもりだ」とサバティーニ氏は話している。
ミハイロビッチ監督は白血病による闘病生活を送りながらもボローニャの指揮を執り、驚異的な精神力を見せ続けている。日本代表DF冨安健洋も所属するこのクラブに、世界的ビッグネームが加入することになるのだろうか。
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