サウサンプトンの吉田麻也【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに所属する日本代表DF吉田麻也は、先週末のレスター・シティで味わった「0-9」の歴史的大敗からの再起を図るチームの現状について語った。UAEメディア『スポーツ360』が2日付で吉田のコメントを伝えている。
10月25日に行われたプレミアリーグ第10節の試合でレスターをホームに迎えたサウサンプトンは、2人の相手FWにハットトリックを許すなど9点を奪われての大敗。リーグ記録に並ぶスコアであり、ホームチームの敗戦としてはワースト記録を更新する失点数だった。
「これまでこんな経験をしたことはありませんでした」と吉田はその試合を振り返る。「小さなクラブでプレーしていて、たくさん失点をすることはあっても、こんな試合はなかった。自分たちにとって本当に恥ずかしい試合でした」と悔しさをのぞかせている。
それでもチームを立て直し、今後の戦いに向けて切り替えていくしかない。「起こってはならない悲劇でしたが、もう済んだこと。前に進むしかありません。過去は変えられないので、未来のことに集中すべきです」と吉田は語る。
レスター戦に続いて、サウサンプトンはミッドウィークに行われたカラバオカップ4回戦の試合でマンチェスター・シティと対戦して1-3で敗れた。2日にはプレミアリーグで再びマンチェスター・シティとの連戦を迎える。
吉田はカラバオ杯の試合には出場しなかったが、「カップ戦では良い戦いができたと思います」とチームの戦いぶりについてコメント。「何度もチームミーティングをして、どうやって正しい道に進みたいかを話し合ってきました。僕らは今でも一つのチームです」と団結力が失われていないことを強調した。
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