レアル・サラゴサの香川真司【写真:Getty Images】
スペイン2部のレアル・サラゴサに所属するMF香川真司は、地元紙『エラルド』の1日付インタビューに答え、サラゴサへの移籍を選んだ経緯やチームの現状、今後の見通しなどについて語った。
香川は今年夏にドイツのボルシア・ドルトムントからサラゴサへ完全移籍。ブンデスリーガやプレミアリーグでの経験や実績が豊富な世界的スター選手が2部リーグのクラブに加入したとして、現地メディアでは大きな驚きと期待とともに迎え入れられた。
「スペインに来て新しい挑戦に臨むことが大きな目標だった。サラゴサ加入のチャンスが出てきて受け入れた」と香川。他にも多くのオファーは受けていたが、「ここに来たいと思えたことが金銭面よりも大きく影響した」と述べている。
ユナイテッドでチームメートだった元サラゴサのMFアンデル・エレーラとも話はしたが、移籍決定に「直接的には影響しなかった」とのこと。一方、同じく元サラゴサのMF長谷川アーリアジャスールにも話を聞いたとのことで、「彼のおかげでこのクラブのことが少し分かっていた」と振り返った。
開幕当初は期待に応える活躍を見せていた香川だが、その後はチームとともにペースダウン。サラゴサはリーグ戦3連敗を喫し、香川も低調なパフォーマンスが続いている。だが今後の復調を「疑う必要はない」と香川は主張する。
「以前のクラブでの経験を考えても、今は何よりもチームのことを信じるべき時だと思う。シーズンはまだ長い。今は調子を落としているが、昇格という目標は変わっていない」とチームについて述べ、自分自身についても「もっと適応できるように必死に頑張っていかなければならない」と話している。
香川は腰の違和感により練習を欠席した日もあり、今週末のラス・パルマス戦への影響も懸念されていた。「今日(1日)は良い練習ができた。でもどうなるかは明日まで待たないと」と自身の状態についてコメントしている。
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