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驚愕! 岡崎慎司のバイシクルシュートがすごい。レスター奇跡の優勝に導いたスーパーゴール

text by プレミアパブ編集部 photo by Getty Images

岡崎慎司
2015/16シーズン、レスター奇跡の優勝に大きく貢献した岡崎慎司【写真:Getty Images】

 レスターがリーグ戦で3位につけるなど、好調が注目を集めている。エースのジェーミー・ヴァーディ―を軸に23歳ジェームズ・マディソンなど若手が躍動するチームは25日のサウザンプトン戦で9-0の大勝。131年のトップリーグ史においてアウェイ最多得点を記録し、リーグで3位に付けている。
 
 そんなレスターといえば、現在スペイン2部のSDウエスカに所属する岡崎慎司がプレーしたことで日本人には馴染み深い。利他的でハードワークを惜しまない姿勢からファンの人気を得た日本代表FWはレスターに4シーズン在籍した。加入1年目の2015/16シーズンにはレギュラーを獲得し、プレミアリーグ最大の番狂わせと言われるリーグ優勝を達成している。

 岡崎のレスター時代を語るにおいて、優勝シーズンの第30節ニューカッスル戦の活躍は欠かせない。アクロバティックなバイシクルで殊勲の決勝点を決め、地元紙「レスター・マーキュリー」も“オカザキの最高の瞬間”と取り上げた試合である。そんな伝説的ゴールをレスター公式Twitterが動画と共に改めて紹介している。

 年を空けても首位を維持し、優勝が視野に入ってきたレスターにとって、ニューカッスル戦は絶対に負けられない試合だった。前日に2位トッテナムがアストンヴィラ戦で2-0の勝利を収めたため、ニューカッスル戦を落とすと勝ち点差を2に縮められる。優勝争いを優位に進めるためにも勝ち点3が必要だった。

 その重要な試合でヒーローとなったのが岡崎だ。前半24分、リヤド・マフレズが蹴った右からのFKは跳ね返されるが、こぼれ球を拾ったマーク・オルブライトンが再びクロスを供給。このボールをファーでヴァーディ―が折り返すと、ゴールを背にした中央の岡崎は迷わずオーバーヘッドを選択する。うまくミートしたシュートはゴールに吸い込まれ、キングパワースタジアムは歓喜に沸いた。

 この得点が決勝点となりレスターはトッテナムとの勝ち点差5を維持。そのまま勢いを落とさなかったレスターは、6試合後にレスターは創設132年で初のトップリーグ優勝を果たしている。SKY Sportsが“影の英雄”と称した日本人のゴールは、奇跡の優勝劇の一部として輝き続けるだろう。

(文:プレミアパブ編集部)

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