ニュルンベルクのエンリコ・ヴァレンティーニ【写真:Getty Images】
DFBポカール(ドイツカップ)の試合で、交代枠を使い切った後でGKが負傷したことにより、DFの選手が“急造GK”としてPK戦でゴールを守る状況となった。ドイツ『ニュルンベルガー・ナハリヒテン』などが伝えている。
現地時間30日に行われたDFBポカール2回戦の試合で、3部のカイザースラウテルンと2部のニュルンベルクが対戦。試合は2-2で90分間を終え、延長戦にもつれ込んだ。
ニュルンベルクは90分間に3つの交代枠を使い切り、延長戦でも追加の4つ目の交代枠を使った。だが延長終了直前にGKパトリック・クラントが負傷してプレー続行不可能となり、2-2のまま迎えたPK戦でゴールを守るGKがいない状態となった。
代役を務めることになったのはサイドバックのエンリコ・ヴァレンティーニ。交代枠を使い切ったあとのGK負傷や退場によりフィールドプレーヤーが代役を務めるケースは稀にあるが、PK戦でゴールを守るのは非常に珍しい状況だ。
だがゴールマウスに立ったヴァレンティーニは、相手のPKを1本もストップすることはできず。味方選手も5人目までは全員がシュートを成功させて援護したが、6人目が失敗してしまい、カイザースラウテルンが6-5で勝利を収めた。
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