マリティモに所属する日本代表FW前田大然【写真:Getty Images】
日本代表FW前田大然は30日、マリティモの一員としてポルトガル1部リーグ第9節のポルト戦に先発出場した。
マリティモは11分にMFフランク・バンボックのゴールで強豪から先制に成功。その後は終始ポルトに押し込まれて耐える時間帯が続いたが、反撃を後半終盤の1点に抑えて価値ある勝ち点1をもぎ取った。
ここまでリーグ戦全試合に出場している前田は、今季5度目のフル出場で大一番のドローに貢献した。ポルトガル紙『オ・ジョーゴ』は採点で「5」と及第点をつけ、「他の試合で見せたような不遜さやハイライトになるプレーはなかったが、それでもいい場面はいくつかあった」と評した。
また『ア・ボラ』紙は前田を「6」と採点し、「両方のポジションで、彼の素晴らしい武器であるスピードを生かした」と左右両サイドに対応しての好パフォーマンスを高く評価していた。
マリティモでレギュラーの座を確固たるものにしつつある前田は、ポルト戦での経験を糧にしてさらに波に乗れるか。次節は来月3日にジル・ヴィセンテ戦が予定されている。
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