バルセロナのリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、ここ数試合の活躍により、史上最多となる6回目のバロンドール受賞へ前進したと言えるかもしれない。
メッシは今年9月、リバプールのDFフィルジル・ファン・ダイクやユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウドを抑えて国際サッカー連盟(FIFA)の年間最優秀選手賞を受賞。先日30人の候補が発表されたバロンドールも、この3人が中心となって争うことが予想される。
メッシはFIFA年間最優秀選手の投票においてメディアからの得票が少なく、メディア投票により選出されるバロンドールの受賞は危ういとの見方もあった。負傷のため今季の開幕から数試合の欠場を強いられたこともメッシにとっては不利な材料となった。
だが10月に入って待望の今季初ゴールを挙げると、メッシは普段どおりの勢いを取り戻してきた。セビージャ戦、エイバル戦、スラビア・プラハ戦(チャンピオンズリーグ)、バジャドリー戦で4試合連続ゴールを記録。特にバジャドリー戦では2ゴール2アシストと圧巻の活躍を見せ、スペイン『アス』紙は「バロンドールへ名乗りを上げた」と伝えている。
メッシとC・ロナウドはこれまでそれぞれ5回のバロンドールを受賞し、歴代最多タイの受賞回数となっている。どちらかが先に6回目の受賞を成し遂げるのか、それとも別の受賞者が現れるのだろうか。
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