VAR【写真:Getty Images】
今季からVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)がプレミアリーグでも導入されたが問題が続出している。特に、ピッチサイドモニターを確認した主審がいないことで物議を醸し出しているようだ。28日に英紙『デイリー・ミラー』が報じている。
同紙によると、VARによって判定が覆ったのは26試合あるという。そのうち、主審が実際にピッチサイドモニターを確認して判断した例は1度もないようだ。プレミアリーグの規定では意思決定をVARに任せることで遅延を最小限に抑えるよう奨励されており、それがピッチサイドモニターを確認しない理由の一つとされている。
プレミアリーグ第10節のブライトン対エバートン、アーセナル対クリスタル・パレスの試合でもVARが実施されたがPKの判定で物議を醸し出していた。だが、この場面でも主審はピッチサイドモニターを確認せず。
この事態を受けて、プレミアリーグの規定を緩和し、遅延を気にせずに主審が自由にピッチサイドモニターを確認できるようにするかどうかの議論が始まっているようだ。
【了】