アーセナルのグラニト・ジャカ【写真:Getty Images】
アーセナルのスイス代表MFグラニト・ジャカは、交代でピッチを去る際にホームのサポーターに向けて見せた態度が問題視され、“キャプテン剥奪”の可能性もあるとして騒がれている。英紙『デイリー・メール』などが伝えた。
アーセナルは現地時間27日に行われたプレミアリーグ第10節の試合でクリスタル・パレスと対戦。前半9分までに2点のリードを奪ったが、そこから追いつかれて2-2のドローに終わった。
先発で出場していたジャカは、アーセナルが同点に追いつかれたあと61分に交代を告げられた。ピッチ外に向け歩いていく途中で観客席からブーイングを浴びせられると、手を耳に当てて挑発的にも見える態度を取ったあと、苛立ったような様子でユニフォームを脱ぎ通路へと下がっていた。この際に侮辱的な言葉を口にしていた模様だとの報道もある。
ウナイ・エメリ監督も試合後の会見で、「彼は間違っていた」とジャカの態度に苦言を呈した。「サポーターがいるからこそ我々はここにいる。彼らが称賛してくれる時にも批判を向けてくる時にもリスペクトすべきだ」とコメントしている。
先月末に正式にアーセナルの新主将に任命されたばかりのジャカだが、この一件でキャプテンを剥奪されるのではないかとの見方も浮上している。エメリ監督はその可能性について質問を受けると「今はそういう話をするべきではない。まずは彼やクラブと話をしたい」と述べ、明確な返答は避けている。
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