菅原由勢【写真:Getty Images】
【PSV 0-4 AZ オランダ・エールディビジ第11節】
オランダ・エールディビジ第11節、PSV対AZが現地時間27日に行われた。試合はホームのPSVが0-4で敗戦を喫した。
PSVに所属する日本代表MF堂安律は右ウィングで3試合連続の先発。前半のみの出場となった。AZに所属するU-22日本代表DF菅原由勢も右ウィングで先発復帰となり、日本人対決が実現した。菅原は67分までプレーした。
序盤はアウェイのAZがPSVを攻め込む。ボールを保持されるPSVは中々ボールを奪うことができず、自分たちのリズムで試合を動かすことができない。
12分、相手ペナルティエリア内でクロスに反応した菅原。ヘディングで合わせるも、威力がなく相手にカットされる。相手が後ろからスライディングタックルに来たようにも思われたが、笛は鳴らず。菅原は着地した瞬間に足を痛めその場に座り込むも、そのままプレー続行となった。
すると20分、PSVに不運が襲う。ルーズボールを追ったトーマスが、相手の足を踏みファールの判定に。このプレイにVARが適用され、トーマスは一発レッドで退場となった。PSVは残りの時間を数的不利で戦うことになってしまった。
先制したのはAZだった。45分、左サイドでボールを受けたボアドゥはペナルティエリア内で左足のシュート。これがゴールに突き刺さった。さらにその1分後、左サイドを抜け出したオーウェンが中央にグラウンダーのクロス。これをまたもボアドゥが合わせ、AZが前半終了間際に2点を奪った。
2点ビハインドのPSVは後半頭に2枚替え。ナ・バンニャに代えミトログル、堂安に代えティーゼを投入する。67分にはウィットと交代で菅原もピッチを後にする。71分と76分にAZが追加点を決め、4点のリードに広げる。
試合はこのまま終了し、AZが4-0で勝利を収めた。勝利したAZは3試合ぶりの勝利。破れたPSVは前節のユトレヒト戦に続き連敗となった。
【得点者】
45分 0-1 ボアドゥ(AZ)
45+1分 0-2 ボアドゥ(AZ)
71分 0-3 スヴェンソン(AZ)
76分 0-4 ウィット(AZ)
【了】