アーセナルのメスト・エジル【写真:Getty Images】
アーセナルのウナイ・エメリ監督は、元ドイツ代表MFメスト・エジルを試合に起用しない状態が続いていることについて、クラブ上層部からも合意を得ていると明かした。英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えている。
今夏にはアメリカやトルコなどへの移籍の可能性が噂されながらもアーセナルに残ったエジル。だがここまで公式戦に出場したのはプレミアリーグとカラバオカップの各1試合のみであり、最近5試合はベンチ入りメンバーからも外れている。
チームが低調な戦いを続ける中、ファンからはエジルの起用を望む声もある。だがエメリ監督は、エジルの復帰に向けてクラブからのプレッシャーを受けてはいないのかとの質問に対し、欠場はクラブも含めての決定であると答えた。
「我々にはひとつの合意された戦略がある。何より重要なのはクラブであり、チームであり、パフォーマンスを発揮することだ。その決断を下すため、以前に全員で話し合っていた」とエメリ監督は話している。
エジルの欠場理由として、エメリ監督はこれまでにコンディションや試合のインテンシティーなどに言及しながらも、明確な説明は避け続けている。「サポーターが何かを知りたがっているのは分かっている。だが今は彼について話す時ではないと思う」と同監督は述べ、27日のクリスタル・パレス戦に集中する姿勢を示した。
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