ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ【写真:Getty Images】
J1のヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタはアルゼンチン『TyCスポーツ』のインタビューに答え、日本サッカーのレベルや自身の今後のキャリアの見通しについて語った。
バルセロナとスペイン代表の中心選手として長年にわたって活躍したイニエスタは昨年夏に神戸に加入。世界的スーパースターのJリーグ入りとして大きなセンセーションを巻き起こし、ピッチ上でもワールドクラスのプレーを披露し続けている。
イニエスタも含めて、欧州のトップレベルで活躍した選手がキャリアの終盤にアジアなど他大陸でプレーするケースは多い。だが、Jリーグは必ずしもそういう選手たちが「楽に稼げる」ような場所ではないとイニエスタは考えを述べた。
「日本は引退しに来るのに良い場所じゃない。かなり高い要求をされ続ける場所だと分かった。嬉しく思っているよ。素晴らしい経験だし、今でもサッカーを楽しみ続けている」と同選手は語っている。
神戸への移籍前には、アルゼンチンから誘いを受けたこともあったと振り返った。「何度かそういう話はあったけど、体と頭が続く限りはバルセロナで続けたいとずっと思っていた。それから日本に来た。(アルゼンチン行きの)話はあったが、それほど具体的な形ではなかった」
現在35歳のイニエスタは引退後に監督の道に進むことも意識しつつ、プレー続行への意欲を強調している。「一番好きなのはサッカーをプレーすることで、今考えているのはそのことだ。プレーを続けるという期待をずっと長く持ち続けたい。時間がなくなっていくのは自然なことだけど、そうであってほしい」
【了】